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動機 - (2)

何故 JSP ではないのか?

JSP は、 ウェブコンピューティングに基づくシステムの構築に対する1つの回答であり、 開発初期においては確かに簡便性を享受することが出来ます。 しかし、成果物規模が大きくなればなる程、 以下に示す事柄に関するコストが増加します。

  1. 試験容易性
  2. デザイン分離

JSP における試験容易性

JSP に埋め込まれたコードを実行するためには、 それを Servlet 環境で実行しなければなりません。 そしてそのことが、 例えば以下のようなサーバ側処理の試験の、 実施容易性を低下させることがあります。

JSP におけるデザインの分離

JSP フレームワークはコードの埋め込みを必要とするため、 デザインと処理が平行して開発された場合、 その結合の度に JSP ファイルを調整しなければなりません。

"diff3" UNIX コマンドのようなツール類の補助を受けたとしても、 多くの場合、それを手動で行う必要があります。

何故 XMLC ではないのか?

XMLC は、 これまでに述べた JSP における弱点に対する一つの回答です。 しかし、いくつかの要求が満足されません。

  1. 簡便性
  2. 性能

簡便性

XMLC は HTML ページを "DOM ツリー" として表現するため、 その操作方法を習得する必要があります。

XMLC は、 特定の ID によって識別される "DOM ノード" への簡便なアクセスも提供していますが、 それに十分利便性があるようには(少なくとも私には)見えません。

性能

XMLC は以下に示す点において、 性能上の問題を抱えています。

何故 PageMixer なのか?

結論として、 私が必要としているのは、 JSP と XMLC の中間に位置するフレームワークである、 ということに気付きました。

そして同時に、 それを自分自身で開発しなければならないことにも気付きました。


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