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PageMixer とは何か

この文書は、 JSP および XMLC との以下の観点からの比較を通して、 PageMixer がどのようなものかを説明するものです。

また、"付録" において、 関連リンクおよび全ての比較表を見ることが出来ます。

概要

始めに、 JSP および XMLC との比較から PageMixer の概要をご覧下さい。

---- JSP PageMixer XMLC
ページの取り扱い 文字列 (SAX 的な)オブジェクト列 (DOM の)ツリー
ページのデザイン JSP ファイル HTML ファイル HTML ファイル
ページ処理の記述 JSP 中 Java プログラム Java プログラム
実行性 Servlet においてのみ 何処でも 何処でも

"ページの取り扱い"

"ページの取り扱い" は、 これらのフレームワークの最も特徴的な点です。

JSP からコンパイルされた Servlet のコードにおいて、 Java コード以外の部分が文字列として扱われていることから、 この比較では JSP が HTML ページを文字列として扱っているものとみなしています。 XMLC が HTML ページを DOM(Document Object Model) ツリーとして扱っていることはよく知られています。 そして、PageMixer は HTML ページを、 SAX(Simple API for XML)がそうであるように、 オブジェクトのシーケンスとして扱っています。

"SAX 的に" 取り扱うことで利用における簡便性を得ているだけで、 "SAX のフレームワークで" 取り扱っているわけではありません。

"ページのデザイン" および "ページ処理の記述"

"ページのデザイン" および "ページ処理の記述" は、 各フレームワークにおけるデザインとページの分離を表しています。

JSP の場合、 "処理" とは "<%"/"%>" および "<%="/"%>" といったタグに挟まれた Java コードや、 TagLib あるいは JavaBeans によって行われる事柄を指します。 PageMixer および XMLC の場合、 デザインと処理は分離されていますが、 JSP では分離されていません。

"実行性"

"実行性" は、各フレームワークの実行可能性です。

実行可能性は、応用性も含まれます。 JSP は Servlet 技術に強く束縛されていますが、 PageMixer および XMLC は他の環境においても、 応用することが出来ます。


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