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PageMixer とは何か - (4/7)

デザイン分離

ページのデザインと処理の分離、 およびデザイン変更への追従は、 PageMixer フレームワークにおける最も重要な目的の一つです。

"デザイン分離" に関する JSP、XMLC および PageMixer の違いは、 以下の通りです。

---- JSP PageMixer XMLC
処理の再利用 "include" ディレクティブ(あるいは TagLib/Javabeans) 'Filter' の再利用 ツリー操作処理メソッド(あるいはクラス)の再利用
処理の再利用におけるデザインの可視性 低(HTML エディタが JSP ディレクティブをサポートしていない場合)
デザインと処理の結合 困難 容易 容易
タグ要素レベルでのデザイン確認 不可 可能 可能

"処理の再利用"

"処理の再利用" に関しては、 以前の節で説明しています。

"処理の再利用におけるデザインの可視性"

"処理の再利用におけるデザインの可視性" は、 処理の再利用が、HTML 編集ツールにおけるデザインの可視性を、 維持できているか否かを意味します。

殆ど全ての場合、 少なくとも私の関わったプロジェクトにおいては、 HTML ページはプログラマや実装担当者ではなく、 (グラフィック)デザイナによってデザインされるため、 HTML (あるいは同等の)ファイルを通して、 両者の間で最終的なページのイメージを共有することが非常に重要となります。

JSP の "include" ディレクティブを利用して "処理" を再利用した場合、 JSP ディレクティブの挙動を理解できる HTML 編集ツールの補助が無ければ、 デザイナーが HTML ページの全体イメージを見ることが出来ません。

勿論、 私は(例えばDreamWeaver のような)HTML 編集ツールが JSP のディレクティブを理解することで、 デザイナーを補助できることが望ましいと思っています。 しかし、未だにそれが出来そうには見えません。

"処理とデザインの結合"

"処理とデザインの結合" は、 個別に開発された "HTML ページデザイン" と "処理" を統合するのに、 どれだけコストが必要かを意味します。

JSP フレームワークの場合、 "デザイン" と "処理" が分離されていないため、 それを手動で行う必要があります ('diff3' UNIX コマンド等のツールが補助してくれるかも?)。

"デザイン" と "処理" のエレガントな結合方法をご存知の方は、 是非ご一報ください。

"タグ要素レベルでのデザイン確認"

"タグ要素レベルでのデザイン確認" は、 デザイナーによってデザインされた HTML ページの、 受け入れにおける確認可能性を意味します。

デザイナーからの HTML ページ受け入れにおいては、 "見た目" だけでなく、 仕様における要求充足性も重要です。 例えば:

PageMixer フレームワークの場合、 タグやその属性値をデザイナーに適切に指示し、 デザイナーがそれに応じるのであれば、 HTML ページの内容を検証するための "処理" を作成することが出来ます。 XMLC フレームワークでも同様のことが可能ですが、 JSP では、そのようなことはできません。


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