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"ページデータの更新" に関する JSP、XMLC および PageMixer の違いは、 以下の通りです。
| ---- | JSP | PageMixer | XMLC |
|---|---|---|---|
| ページ表現形式 | クラス（コンパイルされたJSP） | オブジェクト（"Token"列） |
クラス（DOM ツリー作成用） |
| ページデータの更新 | クラスの再読み込み | オブジェクトの再読み込み | クラスの再読み込み |
| 自動更新 | 有 | 有 | あり（？？？？） |
| 更新のカスタマイズ | 困難 | 容易 | 困難 |
"ページ表現形式" は、 HTML ページを、どのような内部表現形式を用いて表しているかです。
JSP の場合、 Servlet コンテナによって、 JSP ファイルが Servlet 派生クラスとしてコンパイルされます。 XMLC の場合、 HTML ページは、 DOM ツリーの生成および操作を行う機能を持ったクラスの派生クラスの一つとして、 コンパイルされます。 JSP および XMLC は共に、 HTML ないし JSP ファイルと生成されるクラスが１対１に対応しています。
PageMixer の場合、
HTML ページは "Token"
と呼ばれるオブジェクトの列へと変換されます。
この変換において PageMixer フレームワークは、
指定された HTML ページに対応する "Token" 列を生成するために、
"オブジェクト" を生成しますが、
"クラス" は生成しません。
"ページデータの更新" は、 必要になった際の動的な HTML ページデータの更新を、 各フレームワークがどのように行っているかです。
JSP および XMLC は、 前述のように HTML ページを内部ではクラスで表現しているので、 クラスの再ロードが必要です。
その一方で PageMixer は、 "Token" 列を生成するオブジェクトの読み書きユーティリティも提供しているので、 ページデータを生成するオブジェクの再読み込みをするだけで、 ページデータの更新を行うことが出来ます。 勿論、更新された HTML ページの再解析を選択することも可能です。
"自動更新" は、 各フレームワークにおいて、 更新された HTML ページのデータを自動的に更新するために、 どのような仕組みが提供されているかです｡
JSP の場合、 自動更新の仕組みは Servlet コンテナによって提供されます。 通常は、 JSP ソースが更新されると同時に（あるいは数分後に） コンテナによってページデータが更新されます。
以前、XMLC でも自動更新の仕組みが提供されていると聞いたことがありますが、 私自身は未確認です。
PageMixer フレームワークでは、 2 版以降で自動更新を可能にする機構を提供しています。
PageMixer は、 元 HTML ページファイルの更新日付の確認に基いた、 簡単な（しかしおそらく十分な）自動更新実装も提供しています。
"更新のカスタマイズ" は、 各フレームワークにおける HTML ページのデータ更新が、 どの程度容易にカスタマイズできるかです。
JSP および XMLC の場合、 HTML ページデータを更新するにはクラスの再ロードが必要なため、 ユーザがそれをカスタマイズするのは難しいです （設定の余地を提供する Servlet コンテナがあるかもしれませんが）。
2 版以降の PageMixer の場合、 更新するか否かのストラテジのみではなく、 元 HTML ページを何処から読み込むか （例： ファイル／JAR／WAR／RDBMS 等々）もカスタマイズすることも出来ます。
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